中川知洋の絵画作品に登場するキャラクターたちは時に愛らしく
時にグロテスクで彼の幻想的な世界には欠かせない住人達です。
その表現は、人間社会のもつ矛盾やかつてどこかで見たことがあるような
映像や物語、舞台の一場面を切り取ったような非現実的な世界、
それは人それぞれがもつ淡い記憶の断片を呼びおこしてくれます。

本展のテーマ「魂庭‐タマニワ-」は、
それぞれが感じる世界を「庭」に置き換えて
優しく不可思議な新作数十点を発表。
魂がプルプル揺さぶられる「庭」を探してみてください。